新しくfacebookを始めて、情報発信に活用しようと思ってるんだけど…
先日こんな相談を受けました。
今更facebookを始めるの!?
と思われる方もいるかもしれません。
facebookは現在でも世界でもっとも利用されているSNSですが、日本においては若干のオワコン感を感じている人もいるのではないでしょうか。
利用者の年齢構成を見ても、特に若い年代が新規にfacebookアカウントを開設するケースは少なくなっているのが現状です。
しかし、だからといって「今からfacebookはやめたほうが…」とは言い切れません。
私は2023年現在においても、今からfacebookで情報発信を始めることは、「条件次第ではあり!」と考えます。
使用するSNSは、情報を届けたい相手がどのSNSを使っているかで決める
情報発信に用いるSNSは、
あなたがどのSNSを使いたいかではなく、情報を届けたい相手がどのSNSを使っているかで決めましょう。
昔からSNS入門等でよく言われている、使い古された言葉です。
当然ながら、相手がそのSNSを使っていなければ情報が届くことはありません。
確かに日本全体で見たときには、facebook利用者は減少傾向にあります。
しかし、すべての人が日本全国に向けて情報発信を行うわけではありません。あくまで「情報を届けたい相手」にfacebookユーザーが多ければなんの問題もないのです。
特にfacebookの場合には、下記の要素を考慮すべきです。
地域性による利用者数の差
日本全体で見たときには、facebook利用者は減少傾向にあります。
しかし私は、今の仕事をするようになり地方に赴くことが増えるにつれ、特に中山間地域でのfacebookの影響力の大きさを実感する機会が増えてきました。
人口の年齢構成(若者が少ない)によるものなのか、流行の伝播うんぬんの話なのか分かりませんが、都市部との大きな差を感じます。
(地域ごとの利用者数調査は行われていないため、肌感覚にはなってしまいますが…。)
例えば先日私が講師を務めたSNS講座で、「あなたが普段使っているSNSは?」というアンケートをする機会がありました。(参加30名、複数回答可)
すると結果は、1位がLINE(28票)、2位がfacebook(26票)でした。
もちろん設計されたアンケートではありませんので世間話のひとつにしかなりませんが、とても驚かされた結果でした。
情報発信においては、特定の地域内だけをターゲットに情報発信を行うケースもあります。
地域性による利用者数の差は、無視できない要因のひとつです。
業界・界隈によっては既に強固なネットワークが形成されている場合も
facebookは、現在日本で普及しているSNSの中では最初期に普及したSNSです。
長い時間の中で、業界や界隈によっては既にfacebookを介した強固なネットワークが形成されている場合があります。
また、年齢層的にも組織の中である程度の決定権を持つ層が多いことからも、ネットワークが強い影響力を発揮しているケースもあります。
(これは場合によっては良し悪しですが。)
そういったfacebookを介したネットワークが形成されているようなケースであれば、そのネットワークを上手く活用するというのも選択肢のひとつです。
今からfacebookを始めるって、あり?なし?
冒頭のおじさんのケースは、
実は「中山間地域にあるまちづくり組織の活動広報にfacebookを利用したい」というものでした。
・facebook利用者が比較的多いと思われる地域内向けの情報発信であったこと
・周辺の多くのまちづくり組織がfacebookで発信を行っており、ネットワークが形成されていたこと
そういった点から、今回のケースではfacebookの活用は「あり」だったのではないでしょうか。
おじさんにどこまで考えがあっての選択だったのかは定かではありませんが、わりと理にかなった選択だったのではないかと思います。
本日のつぶやき
本文中で、SNS講座の講師を務めたと書きましたが、その中でとてもショックなことがありました。
「あなたが普段使っているSNSは?」アンケートで、
私の推しているTwitterが下から2番目だったのです…。
な、なんという…。
いえ、さすがに肌感覚でなんとなくは分かっていましたが、いざ現実を目の当たりにさせられるとなかなか寂しさを覚えました…。
Twitter…魅力的なSNSなんですよ!
別に私はTwitterの手の者でもなんでもないんですが(笑)、これから少しでもこの中山間地域でTwitter利用者仲間を増やしていければと思っています。
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