Google検索結果にサイト名が表示される仕組み

Webサイト運営

Google検索結果の表示画面に、サイト名が表示されているサイトとそうでないサイトがあることにお気付きでしょうか。
今回はこの「Google検索結果にサイト名が表示される仕組み」について解説していきます。

アイコン横にサイト名が表示されている
数ヵ月前の状態
アイコン横にはURLが表示されている

検索の際に意識している人は少ないかもしれませんが、多くの企業サイトや有名サイトではこの部分にサイト名が表示されています。そのためこの部分にサイト名が表示されていないと「公式感」が薄れてしまい(逆にいえば「個人サイト感」が出てしまい)、無意識のうちにクリックを敬遠されてしまう要因にもなり得ます。

表示させたいサイト名を指定する

表示されるサイト名は、公開されている情報の中からGoogleが選定しています。
選定基準については以下のように記されています。

希望するサイト名を指定するには、ホームページに WebSite 構造化データを追加します。Google のサイト名システムでは、og:site_name、<title>、見出し要素の内容や、ホームページ上のその他のテキストも考慮されますが、希望するサイト名を指定するためには WebSite 構造化データが最も重要です。

Google検索セントラル
https://developers.google.com/search/docs/appearance/site-names?hl=ja


基本的に参照されるのは、
「WebSite 構造化データ」

その他――
・og:site_name
・<title>
・見出し要素(<h1>など)
・その他のテキスト(本文中の文章など)

ということのようですので、「WebSite 構造化データ」に表示させたいサイト名を記述しておけば基本的にはその記述が採用されます。
意図したとおりのサイト名が表示されない場合はその他の要素も見直す必要がありますが、まず一旦は「WebSite 構造化データ」を気にしていれば問題ないでしょう。

「WebSite 構造化データ」への具体的な記述方法

●コードを直接修正できる場合

<html>
  <head>
    <title>Example: A Site about Examples</title>
    <script type=”application/ld+json”>
    {
      “@context” : “https://schema.org”,
      “@type” : “WebSite”,
      “name” : “Example Company”,
      “alternateName” : “EC”,
      “url” : “https://example.com/”,

(以下省略)

“Example Company”部分に表示させたいサイト名を記述しましょう。

●WordPressやブログサービス等を利用している場合
使用しているツール・サービスによって細部は異なりますが、設定画面等にあるブログのタイトルを設定する項目に、表示させたいサイト名を入力していれば大丈夫です。

例えばWordPressであれば、
「設定」→「一般設定」→「サイトのタイトル」がこれに当たります。

そもそもサイト名が表示されない(URLが表示される)場合の対処法は?

検索結果にサイト名が表示されるようになるかどうかは特に具体的な基準が公開されているわけではなく、最終的にはGoogleのさじ加減次第です。申請など、こちらから表示を働きかける仕組みは現時点ではありません。


以下、私の体感でしかありませんが…

私が運営している複数のサイトの中では、サイトを開設してからの時間の経過は関係なく(表示されないサイトはいつまで経っても表示されないまま)、1日のPV数がだいたい500を超えてきたサイトは表示されるようになっているかな、くらいの感覚です。

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